根管治療
根管治療とは?
根管治療とは、歯の根の内部に存在している根管内を消毒・殺菌する処置です。
歯の神経にまで及んだ虫歯に適応されます。根管内は極めて細く、暗く、複雑な構造を呈していることから、消毒や殺菌を行う処置も困難を極めます。根管治療に長い期間を要するのはそのためです。
根管治療の手順
根管治療は、根管内の汚染物質を取り除くことから始めます。
感染した神経が残っていれば、抜髄します。リーマーやファイルといった針のような器具を使って、根管内をきれいにお掃除していきます。
根管内の消毒・殺菌が完了したら、薬剤を詰めて滅菌します。
最終的には土台を作って被せ物を装着することで、治療が完了します。
歯を残すための治療
根管治療は、数週間から数ヶ月かかる処置となりますが、歯を残すためには欠かすことのできないものです。根管治療が成功するかどうかによって、歯の保存の可否も決まると言っても過言ではありません。
現状、天然歯に優る人工歯は存在しておらず、可能な限りご自身の歯を残した方が良いといえます。
その上で、根管治療は非常に重要な役割を担っているという点を知っておいてください。
治療後のメンテナンス
根管治療が完了したあとも、定期的なメンテナンスを受けましょう。
お口の中の環境は、日々大きく変化していくものです。場合によっては虫歯の再発も起こり得ますので、3~6ヶ月に一度の間隔で定期検診を受診することをおすすめします。